触れた瞬間にどこか懐かしく、そして確かな安心感を覚える――。そんな独特の佇まいを持った新作ファブリックが織り上がりました。
今回ご紹介するのは、環境にも肌にも優しいオーガニックコットンの太番手を贅沢に使用し、職人の技術が光る「スペック染め」を施した、Shuttle Notesの新しい自信作です。
シャツとしてはもちろん、肌寒い季節のライトアウターとしても存在感を放つ、その魅力に迫ります。
【素材と染め】自然なムラが生み出す、ヴィンテージのような優しさ
この生地の最大の特徴は、一本の糸の中に宿る「色の揺らぎ」にあります。
使用したのは、ふっくらとした肉厚感を生み出すオーガニックコットンの太番手。そこに「スペック染め(かすり染め)」と呼ばれる特殊な技法を施しました。糸の芯まで均一に染め上げる通常の染色とは異なり、手繰り(てぐり)の手法を応用して染めることで、わざと斑点(スペック)のような、自然で美しいムラ感を表現しています。

ベタ染めにはない、まるで何度も着こんだヴィンテージウェアのような、かすれた優しい風合い。太番手ならではの素朴な凹凸感と相まって、生地全体に奥深い立体感が生まれています。
【肉感と用途】シャツから軽アウターまで。マルチに活躍する絶妙な厚み
生地を企画する上で私たちがこだわったのが、この「絶妙な肉厚感」です。
しっかりとしたタフさがありながら、オーガニックコットン本来の柔らかさも損なわない絶妙なバランス。秋口や春先には、Tシャツの上にさらりと羽織る「シャツジャケット」や「軽アウター」として。本格的な冬には、コーディネートに奥行きを与える「主役級のネルシャツ」として。
長いシーズンを共に過ごせる、頼もしい一枚に仕立てることができます。

【色柄】テクスチャーを引き立てる、クラシックなカラーバリエーション
スペック染めのムラ感を最大限に活かすため、カラー展開もシックで奥行きのあるトーンにこだわりました。
◆ 深みのあるモダンな「ブラウン×チャコールグレー」
落ち着いたブラウンベースに、チャコールグレーと生成りのラインが走る大人のチェック。スペック染めによるネイビーのかすれ具合が、重たくなりがちなダークトーンに絶妙な軽やかさを与えています。

◆ クラシックでアクティブな「オリーブ×マスタード」
どこかトラディショナルな雰囲気を漂わせる、オリーブとイエローの組み合わせ。太番手のざっくりとした織り目が最も美しく映える、表情豊かな一着です。

◆ 温かみと彩りを添える「テラコッタ×グリーン」
レンガのような温かみのあるテラコッタに、ニュアンスの効いたグリーンを掛け合わせた、非常に洗練された色合い。暗くなりがちな秋冬のコーディネートの主役にしたいカラーです。

育てる楽しみを、その一着に。
じっくりと時間をかけて織り上げられたこの生地は、袖を通し、洗濯を繰り返すほどに、さらに柔らかく肌に馴染んでいきます。スペック染めの糸は、着る人のライフスタイルに合わせて、より一層豊かな「経年変化」を見せてくれるはずです。
ただのチェックシャツに留まらない、素材の骨太さと意匠性を兼ね備えたファブリック。 ぜひ、その確かな肉感と、職人の息吹を感じる染めの表情を、あなたの手で確かめてみてください。