普通に見えて、普通じゃない。ニードルパンチでつなぐ二重構造のフランネルオンブレ

普通に見えて、普通じゃない。ニードルパンチでつなぐ二重構造のフランネルオンブレ

一見すると、馴染みのあるフランネルのオンブレチェック。 しかしこの生地は、2枚の生地をニードルパンチで一体化した、少し特殊な構造を持っています。 起毛による厚みと柔らかさ、そしてシャツに仕立てたときに形がきれいに出るコシ。 Shuttle Notesが、生地の構造そのものから考えたフランネルです。

Shuttle Notesのニードルパンチ加工によるブルーのフランネルオンブレチェックシャツ。2枚の生地を一体化した厚みのある生地を使用
2枚の生地をニードルパンチで一体化した、Shuttle Notesのフランネルオンブレ。

2枚の生地を、ニードルパンチで一枚に

ぱっと見は、どこか馴染みのあるフランネルのオンブレチェック。

けれど、この生地は少し変わったつくりをしています。

今回取り組んだのは、 2枚の生地をニードルパンチでつなぎ、一枚の生地として仕上げること。

ニードルパンチとは、針を何度も打ち込むことで、それぞれの生地の繊維を絡ませ、一体化させる加工です。

接着剤で貼り合わせるのとは違い、繊維そのものを絡ませています。 そのため、2枚の生地を重ねた厚みを持ちながら、一枚の生地として自然な一体感があります。

ニードルパンチ加工したフランネルオンブレ生地の襟部分。起毛した表面と厚みのある生地構造が確認できる
表面にはしっかりと起毛を施し、二重構造ならではの厚みを活かしています。

ヘビーウェイトなのに、柔らかいだけではない

表面にはしっかりと起毛をかけました。

手に取ると、まず感じるのはヘビーウェイトらしい厚みと、ふっくらとした手触り。

ただ、単純に柔らかいだけではありません。

生地にはきちんとコシが残っていて、 シャツに仕立てたときに襟やポケット、袖まわりの輪郭がきれいに立ちます。

厚みがあるのに、野暮ったくならない。
柔らかいのに、形が出る。

そのバランスが、今回の生地で目指したところでした。

ブルーのフランネルオンブレシャツの胸ポケット部分。起毛した表情と生地のコシ、ポケットの立体感が分かる
厚みのある起毛生地でありながら、ポケットやステッチの輪郭がきれいに出ます。

定番のオンブレチェックを、構造から変える

オンブレチェックという、ある意味では完成された定番柄に、どう新しい表情を加えるか。

派手なデザインを加えるのではなく、 生地そのものの構造を変えることで、いつものフランネルとは違うものをつくる。

見た目は普通。

けれど、触ると少し驚く。

着ると、さらに違いが分かる。

そんな生地をつくることも、Shuttle Notesならではのチャレンジだと思っています。

Shuttle Notesのブルーフランネルオンブレチェックシャツ背面。起毛した二重構造の生地による立体的なシルエット
起毛、ニードルパンチ、生地の設計を組み合わせ、シャツとしての立体感まで考えています。

Shuttle Notesの生地づくり

織ることだけではなく、起毛や加工、そして今回のニードルパンチまで。

それぞれの技術を単独で考えるのではなく、組み合わせることで、 生地にはまだ新しい可能性があります。

見慣れたものの中に、今までとは少し違う感触をつくる。

生地づくりの可能性を組み合わせながら、 Shuttle Notesは、まだ見たことのない「普通」をつくっていきます。

この生地について

生地
フランネル オンブレチェック
構造
2枚の生地をニードルパンチ加工によって一体化
表面加工
起毛加工
特徴
ヘビーウェイトな厚み、ふっくらとした手触り、仕立て映えするコシ
用途
シャツ、シャツジャケットなど
開発
Shuttle Notes