ロープ染色インディゴ × 力織機が生み出す唯一無二のシャツ
「温故知新」──伝統を受け継ぎながら、革新を生み出す。
本日は、Shuttle Notesが開発した特別なテキスタイルと、日本の熟練職人による縫製技術が融合した一着、Salvage Chambray Shirtsをご紹介します。

1. 生地の魅力:ロープ染色インディゴ × 力織機
本製品に使用されているのは、ロープ染色されたインディゴ糸を用い、**ヴィンテージの力織機(シャトル織機)**で丁寧に織り上げた、特別なシャンブレー生地です。
Rope-Dyed Indigo(ロープ染色インディゴ)
ロープ染色は、糸の表面だけを染めるインディゴ染色技法。糸の芯は白く残るため、着用や洗濯を繰り返すことで、表面の色が少しずつ退色し、美しい経年変化が生まれます。まるでデニムのように、着る人のライフスタイルに寄り添いながら、唯一無二の風合いへと育っていく素材です。
Shuttle Loom Weaving(力織機による織布)
Shuttle Notesのものづくりを支えるのは、播州地域にある植山織物のヴィンテージ力織機。現代の高速織機とは異なり、低速で丁寧に織ることで、ふっくらとした膨らみと豊かなムラ感が生まれます。耳付き(セルヴィッジ)仕様の生地は、シャツのディテールとしても活かされ、視覚的なアクセントと耐久性を兼ね備えています。

2. 製品の魅力:日本の縫製技術が宿るディテール
素材の良さを最大限に引き出すためには、縫製のクオリティも不可欠です。Salvage Chambray Shirtsでは、日本の熟練職人による縫製技術が随所に活かされています。
三本針巻縫い × チェーンステッチ
縫製には、ヴィンテージワークウェアでも用いられていた三本針巻縫いを採用。シャツの裏側には美しいチェーンステッチが施され、縫い縮みによる自然なパッカリング(立体感)と高い耐久性を両立しています。
ガゼット付きの補強ディテール
裾の両脇には**ガゼット(補強布)**を配置。さらに、裾のカラ環(サイドベンツ)にもチェーンステッチを施すことで、ヴィンテージの意匠を継承しつつ、経年による風合いの変化を楽しめる設計となっています。
3. 70年代ヒッピーカルチャーから着想した刺繍ディテール(英語開発概要より)
このシャツは、1970年代のヒッピーカルチャーにインスパイアされた刺繍シャツの再解釈として企画されました。
バックには大胆なThunderbirdモチーフの刺繍、フロントポケットには幾何学模様を配し、ヴィンテージ感と現代的な感性を絶妙なバランスで融合。ステッチは極力表に出さず、全体に柔らかくフェード感のある仕上がりに統一しています。
Shuttle Notesの技術と精神を纏う一枚
Salvage Chambray Shirtsは、素材の開発から縫製、ディテール設計に至るまで、すべての工程にこだわり抜いた一着です。
ロープ染色と力織機が生み出す奥深い生地表情、そして日本の熟練職人による精緻な縫製技術が融合したこのシャツは、まさにShuttle Notesの理念「温故知新」を体現しています。
着るほどに変化し、自分だけの一着へと育つ──
その時間を楽しむための、特別な一枚をぜひ手に取ってご体感ください。
テキスタイル開発・製品化についてのお問い合わせ
Shuttle Notes/植山織物では、生地の開発から製品の設計・縫製まで、一貫したサポートが可能です。
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